みやざき、旅にでたってよ

みかけたら乗せてください

ひとり旅は考えごとをするのに向いている

こんばんは、みやざき(@tkd_kg2)です

 

 ※正しくは2016/4/5~2017/02/28

 

 

この期間、特に大きなケガもなく無事に日本一周終了しました!!

最後に今回の旅のまとめを自分なりに書いて終わりたいと思います

 

 

表示する

 

 

旅について

 

 

[http://

:embed:cite]

 

 

日本一周期間中のヒッチハイク台数、337台

正直、もう満足です。

 

おそらく来来来世の分までヒッチハイクしました。

お金は無いけど時間だけは有り余っている学生ならではの手段だったし、おかげで本来は交通費で消えるはずのお金を地域に落とすことができました。

道中たくさんの人に出会えて、この一年間の休学を選んだ後悔はまったくしていません。

 

決断してから出発までは少なからず不安はありましたが、僕にとってはやりたいことをやらずに何十年か後に「あのときやっておけばよかった」と後悔することのほうが恐かったです。

 

両親のせいで、お金のせいで、と身のまわりの環境を出来ないことの言い訳にしている大人になるほうがよっぽど恐かったです。

 

やらない理由は探せばいくらでも出てきますし、いくらでもつくれます。

だから、やらない理由を探す時間を自分自身に与えないためにも即断即決はおすすめです。

 

 

家族について

 

休学を決意したのがバイト中。

そして店を出た瞬間、まずは兄弟、おばさんに相談という形で外堀をじわじわ埋める作業に入りました。

その用意周到さもあって、金銭面で迷惑かけないこと。

復学してかならず卒業すること。

定期的に連絡すること(結果あんまりしてない)。

を条件に両親の説得に成功。

 

 

今回、応援してくれた両親にはほんとに感謝しています。

 

年末年始実家に帰ったとき、うちのお母さんが「写真みたい写真みたい」言っていたので近々アルバムにまとめて送り付けたいと思います。(笑)

 

 

 

ブログについて

 

旅先で出会った人や地域の一次情報をシェアするため、僕が今どこで何をしているのか。

旅をしながら稼ぐためのひとつの手段としてブログをはじめてみたが、続けることの難しさをただただ痛感した。

1→2とかじゃなく、0→1だったため、ほんとにCSS何それ?ん、あふぃりえいと?状態だった(笑)

 

 

1記事書くのに何時間もかかるし、はじめのころなんか大阪の商店街で真夜中PC開いてキーボード打っていた、場所を選ばぬノマドワークと不審者は表裏一体なのかもしれない。

朝目覚めて、その日の目的地を設定し、どういう道のりで行くのか。

野宿するなら場所を、宿泊するなら宿を。

食事も摂りつつ、ヒッチハイクにおいて重要な清潔感を保つためにお風呂や洗濯も考えないといけない。

まだ体力があるときにはじめてよかった。と何度感じたことか(笑)

 

 

毎日こなすルーティンが多いヒッチハイク旅において、なにかスキルを身につけることは精神的にも体力的にも僕には難しかったです。

 

睡眠を削ってまで記事を書くのは体力的にもたないぞ。という言い訳を自分自身に言い聞かせてからは徐々にブログを敬遠し、気づけば一月にたった2記事の更新。

がっつり放置していました。

 

旅をしながらのゼロスタートブログも、やってみてはじめて難しいと気づくことができたのでこれはこれで無駄じゃなかったのかな・・・と

 

 

 

写真について

 

カメラは前から興味があり、どうせ日本をまわるなら行く先々を記録に残そうと、一眼レフカメラを思い切って購入。

一年も続けていれば少しは上手くなっていてほしいが実際のところはどうだろう。

知識もカメラの使い方もさっぱりだったため、撮っては調べ、撮っては調べを繰り返していた一年でした。

 

 

夕日が沈む瞬間の鮮やかなグラデーションに浮かぶ稜線や富士山の山頂から見たご来光、静まり返った木々から漏れる陽の光など、心が震える瞬間に立ち会うことは何度もあり、その『瞬間』を切り取るためにシャッターを押す時間がほんとに楽しくて、

たとえカメラの性能と自分の知識だけじゃ表現することが難しくても、悔しさを感じつつ楽しんでました。

 

f:id:zak1m1ya:20170302012507j:plain

 

 

f:id:zak1m1ya:20170302012734j:plain

 

 

f:id:zak1m1ya:20170302012126j:plain

 

 

誰もが情報を発信できるようになって、その中で自分に必要な情報を選び取る力も求められてくるのなら、視覚的に訴えることのできるエモい『写真』は問答無用で一発で引き込むことができる可能性があるのと

 

写真は自分が感じた感性を、相手の感性にダイレクトに届けることができるツールで、それが強み。

 

なんで好きかなのかを自分自身で納得するためには感情ひとつで充分だけど、それを相手に共感、納得してもらうため、相手に伝えるためには論理的思考をもとに言葉を紡がないといけない。

 

でもこれが、写真だと「あ、なんか好き」「うん、私も」で充分。

 

 

しかもさらに、どういう意図を持って撮影したのか言葉を添えれば、鬼に金棒。

言葉との相性抜群。

 

とか考えると楽しい。写真楽しい。これからも趣味嗜好として撮り続けます。

 

 

 

お金について

カメラを購入したので旅資金が大幅に減り、スタート時に残っていた金額は8万円ほどでした。

ときには写真を売ったり、お布施をもらったり・・・

運よく日雇いバイト、住み込みバイトが見つかったときには、思い切って飛び込んでいました。

そして、今回の日本一周にかかった費用は10ヶ月で45万ほど。

 

 

野宿も経験したし、友達の家に転がり込むこともあれば、物好きな大学生をつかまえたり、乗せてくれた人、現地で知り合った人が家に泊めてくれたりも度々ありました。

 

ほんとにたくさんの人に助けられながらの日本一周でした。

 

お金が無くてもなんとかなるのかもしれませんが、でもお金が無ければ、自分で生き方を選択することはできないし、環境を誰かに提供することもできません。

途中で気づきましたが、与えられるばかりの生き方は僕は好きじゃないみたいです。

 

 

 

自分について

 

僕自身、何のために、何を思ってやるのか、自分自身で「なんで?」と深堀りすることが苦手なので振り返ってみると今までの生き方がなあなあで、のほほんとしたものでした。

大学2年にもなれば、将来の不安とそんな自分に危機感を持っていたので思い切って環境を変えるための一年でもありました。

 

ゲームのテトリスもeasyモードでやるより、しょっぱなからhardモードでやるほうが、上達が早いみたいです。hardモードに慣れればeasyモードが止まって見えるんだとか・・・

 

でも実際は、旅にでたから強靭な肉体になって帰ってきたとか、IQ200になって帰ってきたとか、旅前に比べて劇的に変わったことは、特にありません。

強いて言えば、家事洗濯ができるようになったのと、平らで屋根があればどこでも眠ることができるようになり、スキル『ヒモ』を習得したぐらいです。

 

環境を変えても結局はきっかけにしかならず、環境に頼ってばかりいてはいつまでたっても変わりません。

だから日本一周も終盤になると早く鳥取に帰りたくて仕方なかったです。

 

 

これからについて

4月から復学すると最低でも2年大学に通うことになります。

出会う人にはたくさん聴かれましたが、将来何の仕事をやりたい。とかは結局まだ決まっていません。

僕自身も自分がやりたいことより、どうすれば生き残るのか。ばかりを考えていました。

 

目の前を通り過ぎる情報を漏らさないことと。

大きなスケールで俯瞰することと。

ひとりじゃ無理なら誰かと共闘することと。

リスクを背負って飛び込むこと。

 

そのときそのとき、自分自身の意思で選んだことを地道にやり抜くことを続けていこうかなと。それらを選択する基準は、もちろん自分がワクワクするか、です。

楽なことでも苦しいことでも、不安よりワクワクに傾く選択の連続がいずれ点から線になって僕の人生になっていく気がします。

 

 

旅を通して出会った友人が「過去が未来をつくるんじゃなくて、未来が過去をつくる」という言葉を教えてくれました。

バラバラにつけた足跡も、ふと後ろを振り返ってみれば、ひとつの軌跡になっています。無駄かどうかを決めるのは今の自分ではなく、未来の自分だということ。

 

そういう意味では、この一年間は僕にとって無駄とは思わないし、僕の人生において無駄にしたくない一年でした。旅先で助けてくれた人も、心配しながらも見守ってくれた家族も休学を決めた自分もみんな含めて肯定するためにも、卒業までに残された時間の使い道をもういちど考えなおしてみます。

 

カメラを仕事にするのか、ライティングスキルをあげるのか、ブログで固定資産をつくるのか、はたまた別のことに新しく挑戦してみるのか。

 

一人歩きするにはもう少し時間がかかりそうです。まわりの大人の人達に頼ることもあると思いますが、目標に向かって励んでいればありったけのアメを、甘ったれていたら思いやりのムチを。くださるとうれしいです。

 

 

最後になりますが、道中拾ってくれた方、出会ってくれた方、みなさんほんとにありがとうございました!おかげで鳥取に帰ってくることができました。

鳥取に遊びに来る機会があればぜひ連絡ください!

 

 

 

ということで復学までの残りの期間、最後の足掻きとして東南アジアに三週間ほど行ってきます。

危険を掻い潜りぬけた武勇伝よりも海外で誰と出会ってどんな時間を過ごしたか。

どんな景色を見てきたかを話したいので、ちゃんと生きて帰ってくることを目標に

 

 

行ってきます!!