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みやざき、旅にでたってよ

みかけたら乗せてください

母は強し、父は大志

こんばんは、みやざき(@tkd_kg2)です

 

 

ヒッチハイクを半年以上もしていれば、車内で聞かれることはだいたい偏ってくる。その中のひとつが僕の家族のことについてだ。「親御さんどんな人?」と聞かれたら母については『サバサバしていてパワフルな人』と説明している。

 

 

地元の友人たちの一部、ママともの中では「かおりん」の愛称で親しまれ、本人も気に入っている(と思う)

息子三人を育て上げたのだから必然的にパワフルになっていくのかもしれないが、うちの母に関していえば多分昔からこんな感じだったのだろうなとは容易に想像がつく。

たまにする電話では仕事のことを聞くと、「も~大変かとばい」と息子に心配かけさせまいと不安を隠すわけでもなく、思ったことは素直に口に出している。僕もこっちのほうが気を使わなくて楽だし、何だかんだ言ってもうちの母ならなんとかやっていけているはずなので、「あーそうなんだ。楽しんでね」と人事のように返している。

 

 

一方父は『THE 九州男児』だ。

 

 

zak1m1ya.hatenablog.comこのインタビュー内でのやりとりからも父の雰囲気がなんとなく伝わると思う

 

 

昔の話だが、僕が叱られるときはまず母がやってくる。それでも聞かないときは我が家の大黒柱、父の登場である。離れていてもまず向こうからやってこない、必ず呼ぶ。

 

 

そう、これが九州男児だ。

 

自分は行かずに、僕を呼ぶ。

父の声が聞こえたときほど憂鬱な気持ちになることはなかった。呼ばれればほとんどの確立で鉄拳制裁とばかりにゲンコツが飛んでくるからだ。(書きながら昔を思い出しているが、ほんと懐かしい)

高校生で坊主にしたときに頭の形がいいね。と褒められたことがあったが、小さいころから父のゲンコツによって適宜微調整されてきたのだから形の良さは間違いないのだ。(かわりに忘れっぽくもなった)

 

 

 

そして、そんな父がつい先日、霧島にやってきた。片道5時間かけて、しかもバイクで。

 

知らされたのは前日、後々聞くと急に休みが入ったんだと。

 

 

僕はそのとき霧島の国分にいたのでどこで集合しようかと話していると、最終的にどこで落ち合うのかもあいまいのまま明日早起きしないといけないからという理由で父は先に寝てしまった。(笑)

 

今思えば、場所はどこであれ、とりあえず息子に会えさえすればよかったのかなとも思うが、先に寝られた僕は、せっかく霧島まで来るのならばと、ふたりで温泉に入ってゆっくり食事できるところを探した。

 

・ICから近くのとこ。

・できれば温泉入って食事が一番いい。

・でもあまりゆっくり出来そうにない。

 

という父の要望と僕が移動できる範囲内で探していると一軒だけあったので、翌日その場所を伝え、落ち合うことに。

 

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そして、翌日の正午近く、成人式のため実家に帰ったときぶりに父と再会した。

 

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お互いお腹が空いていたので近況報告をしながら食事をした。父からは兄弟、母のことを。

僕はこれからの予定を話した。食べ終わるとお腹も満たされ、いよいよ温泉だ。

 

温泉とはいえ、一緒に風呂に入るのはいつぶりだろう。お酒を呑める歳になってから、父と一緒に呑んだ時はなんだか感慨深い気持ちになったが、お風呂はどうなんだと。

まさか霧島で父と息子の男同士裸で語り合う瞬間がくるとは思っていなかった。

 

 

腹は出ているのか、背中はひとまわり小さく見えるのか、幼少期に見上げたちんち〇は健在なのかと。いろいろ楽しみにしていた部分はあったのだが

 

 

 

 

 

 

食事をすませると、父は帰っていった。

 

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多分帰りが遅くなるのと、ほんとに息子を一目見られればよかったのだろう。

 

 

 

実家から国分まで高速で片道約5時間、滞在時間40分

 

 

 

僕もはじめは「あっ・・・帰るんだ・・・」とハトに豆鉄砲を食らったかのようにキョトンとし、事態を飲み込めないでいたが、温泉で身体を暖めてもバイクだとすぐ湯冷めするし、まあ生きてりゃいつでも入れるか。と思って父を見送った。

 

 

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去り際に父は「道のりはきついし寒かけど、近づいてきたらなんかうれしくなった」と言っていたが 、その気持ちはすごくわかる。少なからず僕も同じ気持ちだったからだ。

その日見たバイクは父が乗っているからなのか、とてもかっこよく、どんなバイクよりも魅力的に見えた。

たとえ僕が乗っても父よりかっこよくは乗れないなと、見送りながら考えていた。

 

 

それではまた。

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