カフェ経営を夢みる大学生にインタビュー ~井上嵩規の挑戦~
こんばんは、みやざき(@tkd_kg2)です
僕のバイト先である「ブックカフェ ホンバコ」の定休日曜日を利用して、将来的に地元でカフェを経営したいと考えている大学生がデザート喫茶『 lentement (ロントゥモン) 』の営業を始めていた。
しかも店主は僕の大学の友達ということもあり、ぜひこれは行くしかないなと思い、資金不足で鳥取にいったん帰ってきたタイミングでその友達のお店へ
僕の中の彼のイメージといえば、コーヒー好きで、AQUA愛が激しくて(もはや変態)、アクティブである。
そんな彼がいったいどんなデザートを作っているのか期待に胸を躍らせながらお店に足を運ぶといつもの見慣れた店内に彼はいた。
インタビュー開始
ーーーではまず自己紹介をお願いします。
宮崎 一史くんの親友(笑)の井上 嵩規(いのうえ たかのり)です。出身は徳島県です。
ーーー『lentement ( ロントゥモン )』は『ブックカフェ ホンバコ』の定休日曜日を利用して毎週日曜日のみの営業ということですが、それはどういう経緯で実現したんですか?
りょうかんさん(ホンバコの店長)がfacebookでチャレンジショップ【ゆる募】って書いていて、それを見てちょうど僕もそういったことをやろうかなと思って場所を探していたから「僕にやらしてください」って
ーーー名乗り出たわけか。俺にやらせろと。(笑)
そうそう。
ーーー今日で営業4回目ですけど実際にやってみてどうですか?
くやしいのは日に日にお客さんが減っていっていることですかね。僕は情熱を持って質のいいものを提供しているんですが、お客さんが来なかったら意味がないです。
ーーーそうですよね。たくさんのお客さんを呼び込むために考えていることとかってありますか?
facebookでのまめなつぶやき、ケーキ教室等のイベント開催やフライヤーの作成などを企んでいます。
ーーーデザートは鳥取県と徳島県産の食材にこだわっているって聞いたんですけど。カフェを経営するにあたって最初からその地元のものを使おうっていう思いがあったんですか?
ありましたね。今ここで徳島県産のものを出しているってことは、徳島と縁もゆかりもない人に僕の地元は今こんなにすばらしい食材とかがあるんだよっていうのを伝えて。徳島もいいところなのでこれをきっかけに訪れてくれたらうれしいなっていうのがひとつと鳥取県産にこだわるのは徳島から鳥取に来てスーパーとかJAとか回って鳥取県産の食材はうまいし安いっていう魅力的なんですよね。ただ、それを地元の人はどこまで知っているかっていうかずっとそれが当たり前だったら気づかないじゃないですか。だから鳥取の人に外部から来た僕が鳥取の魅力を伝えることで「僕達、私達の地元にはこんなにすばらしいものがあるんだな」って長い目で見たら、じゃあ僕達もそういうのを県外の人に伝えていって「お、鳥取気に入った」ってなってほんとに長い目で見て最終的に鳥取に人が増えればうれしいですね。
ーーーガトーショコラとか抹茶のパウンドケーキだったりチーズケーキだったりほんとにみんな美味しかったんですけど作るときに大変なことってありますか?
ケーキバイキングだとやっぱり量が必要になってくるので切らしたらせっかく来てくださるお客さんに申し訳ないからたくさん作るんですけど。そのひとつひとつに愛情をこめてつくったら結構疲れるんですよ(笑)
ーーー(笑)
僕が持っている愛がそっちにいっちゃうんで、なかなか疲れますね。でもいっこいっこ情熱持って、愛情持ってつくっているんで質のいいものを出せてるんじゃないかなとは思いますけど。
ーーー手作りのメニューを見させてもらったんですけど、その中にお子様用のデザートもあるみたいですね
ありますね『lentement (ロントゥモン)の お子様プレート』
↑ lentement ( ロントゥモン ) のお子様プレート ¥300
(お子様のお好きなデザート2種+お子様ドリンク)
ーーー他のカフェとかだとお子様用のデザートとかあまり見ない気がするんだけど、やっぱりそういうお子様用のデザートをメニューに入れたのも何かこだわりがあって?
そうですね。お子様連れの人からいただいたアドバイスがあって「子供が行きたい店に親は行く」っていう。で考えたときにお子様が喜んでくれるメニューを出したら親も来てくれるんじゃないかなって考えて、なおかつ値段をあまり高くしちゃうとあれなんで、結構格安にしてお得にしました。
ーーーお子様用デザートに限らず他のデザートとかすごい美味しくてクオリティも高いからもう少し値段設定を高くしてもいいんじゃないかなって思うんですけど
それすごいよく言われるんですよ。常連の方からもこれだけレベルの高いことやっているんだったらもっと前に出てもいいし、お金とってもいいんじゃないかなっていうのをすごい言ってくれて、でもそれをしたらターゲットをお金に余裕がある人に絞っちゃうんですよね。僕の店はオールマイティに来て欲しいのであまり値段を高くしちゃうと対象を絞っちゃうし今はどっちかというとお金を稼ぐのもあるんですけど、経験の面がでかいですね求めているのは。
ーーーゴールというか、1年後どんな 『lentement (ロントゥモン)』 になっててほしいとかってありますか?
愛される『lentement (ロントゥモン) 』ですかね、老若男女から。いろいろな人がこの店に居心地がいいなって思って来てくれたらうれしいですね。
ーーーありがとうございました。
追記
彼の話で印象的だったのは「今はお金を稼ぐよりも経験を求めている」という言葉だ。
マーケティングや接客のノウハウを机上で学ぶよりも実際にお店に立ち経験を積みながらも接客の仕方や提供の工夫、お客さんとの会話や失敗したときのフォローなど試行錯誤を繰り返していくほうがよっぽど有意義な時間を過ごせると思う。
だからこそ僕はひとりでも多くの人に『lentement (ロントゥモン) 』を知って欲しいし、実際にお店に足を運んで嵩規くんの熱量をクオリティの高いデザート、接客態度から感じ取って欲しい。
ときにはひとりで、ときには友人や家族などの大切な人と美味しいデザートを食べながらのんびりとした時間をぜひ『lentement (ロントゥモン) 』で過ごしてみてはいかがでしょうか
↑2階の奥には靴を脱いでゆっくりできるスペースもありお子様連れのお客様にもやさしい
↑ハンモックに揺られながら読書もできる
ちなみに僕が注文したのは『ケーキバイキング』
↑ デザートバイキング ¥1000
( 60分間 デザート7種 食べ放題+ワンドリンク )
・選べるベイクドチーズケーキ(マイルド) (サワー)
・ビターガトーショコラ
・抹茶のパウンドケーキ ~ホワイトチョコソース~
・ベリーとバナナのジェラート
・クリームブリュレ
・豆乳プリン
左からガトーショコラ、抹茶のパウンドケーキ、クリームブリュレ
もちろん全種類食べたかったのでバイキングにしたんですが、どのデザートもほんとに美味しい!
チーズケーキはマイルドとサワー両方の味を比べながら楽しめるし、ベリーとバナナのジェラートはベリーの酸味とバナナのほのかな甘みがマッチしててこれからの季節にちょうどぴったり!
しかもどれも甘すぎないのでバイキング形式でも食べやすい◎
特にこの抹茶のパウンドケーキが思った以上に抹茶抹茶してて、カットする前の焼きたてパウンドケーキにまるごとかじりついたらどんなに幸せなんだろう・・・と考えながらおかわりしてました。笑
『lentement (ロントゥモン) 』の営業時間、場所
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毎週日曜日 10:00~18:00
※ただし次の日が祝日の場合 ~22:00まで営業