妖怪のせい
こんばんは、みやざき(@tkd_kg2)です
吉田寮生活2日目になりました。
京都は昔から「京都魔界」と呼ばれており、妖怪や魑魅魍魎との深い関わりがあると伝えられています。
吉田寮を上から見ると「ヨ」っぽい形をしており、しっかりと「ヨ」の形にならなかったのは、多分妖怪が関係しているからだと容易に推測できます。
僕は昨日から吉田寮の玄関にあるコタツに滞在させてもらっています。
コタツといってもぼろぼろでコンセントがないためテーブルとしての役割しか果たせてないです。寒いです。
絵をみたらわかるように僕がいる場所は住人が玄関から出入りする際に必ず通る場所なので、コタツに住みながら住人たちの生活を垣間見ることができます。
なお、玄関にはピアノが置いてあるため記事をこうして書いている時もひとりの住人が、生まれたときから奇跡などという言葉とは無縁な人生をおくり、生涯たったいちどの幸せを感じることもなく孤独に死んでいく青年の人生を想わせる悲しみの音色を響かせています。
「ヨ」っぽい形の絵の太線部分は二階建てとなっています。
お昼時には思い切って各2階を探検してみましたが、激しい雨漏れが二ヶ所ほどと1階に比べて人が通らないためか、ろうかが少しばかり清々しくすっきりとした印象でした。
各階段には住人の荷物が侵入していなかったため、年季の入った木造建築のレトロな雰囲気を思う存分味わうことができるため、個人的には好きなところです。
1階を探索しているとニワトリが廊下を歩いていたのでおもわず変な声が出てしまいました。(ニワトリのほかにもアヒルや猫もいます)
自治寮だからいろんな動物が飼えちゃうんです。
人を呼ぶときも受付から放送で呼んじゃうんですね、驚きました。
聞いてみた
寮生ではない人がたまたまコピー機を借りに寮に来ていたので
「吉田寮どう思いますか?」とこっそり聞いたところ、
「僕は住みたいとは思いませんねー」と答えられたので
こういうところに住む人はきっと変人に違いないと確信があったため、つづけて
「吉田寮の人たちクセがすごくないですか?」と聞くと
「いや、別に…」と当然のように答えられたので
あ、ここでは僕が普通じゃないんだとハッとしました。
今まで自治寮の生活を知らなかった鳥取の学生が、地震がきたら間違いなく崩れそうなカオスな建物で生活している寮生をもカオスという風に勝手にイメージを持ってしまっていました。
きっとこれも妖怪のせいですね。
それではまた。